企業におけるメンタルヘルス管理の仕組み作りとその参考例

3.整備するべきメンタルヘルス管理システム

企業のメンタルヘルス管理に必要な仕組みをピックアップしてゆきます。

A 社員に疾患が発生した時の為に。

1.就業規則の整備
最優先で最重要な項目です、休職、退職にかかわる部分をしっかり見直し、復職プログラムに係る部分の整備も必要です。

2.復職プログラムを含む、復職計画の策定
復職プログラムを中心とした復職計画を整備し、”うつ病”になった場合の会社としての対応やサポート体制などの周知の徹底を図ります。

復職プログラムがある事により、復職までの段階を踏んだ道筋がはっきりとし、目標を持って復帰に取り組むことができます、かつ、初めから最大猶予時間や条件が提示されている事によりトラブルを防ぎ、だらだらと休職が長引く事を防ぎます。


3.メンタルヘルス担当者や緊急連絡先・医療機関などの設置
現場で何か精神的な問題が起きた場合誰にまず連絡するのか、どの医療機関を受診するのか、本人に対して誰が対応して、どこに報告するのか、休職の決定は誰がするのかなどを決め周知の徹底をする。

B メンタルヘルス問題の予防の為に。

1.社内の不満や問題の相談窓口の設置。
気軽に社内の不満や問題をぶつける窓口が必要です、出来れば外部の機関の方が望ましいでしょう、正直なところ社内機関であると、効果は半減します。

この部分がうまく機能すると、メランコリック親和型のうつ病の発生はかなり低減出来る上、あらゆる精神疾患の早期発見が可能となります。


2.定期的なカウンセリングや質問紙などによるメンタルチェック。
定期的なメンタルチェックにより常に社員の精神健康状態を把握し、問題に早期に対処することにより精神疾患の発生を未然に防ぐと同時に、一人一人の性格や考え方の傾向を掴み、一人一人に合った指導法やNGワードを見つけてゆく。

3.マネジメント層に対するマネジメント研修。
上記、Bの1.2などから得た情報を基に、個々の社員に対する適切なマネジメント方法や気をつけるべき事項など研修を通して学んでゆくと同時に、最低限必要なメンタルヘルスに対しての知識を身につける。

Bの1.2などから得た情報を基に、個々の社員に対する適切なマネジメントをすることができれば、ディスチミア型うつ病の発生かかなり低減されます。


4.新入社員研修における徹底した社会人教育。
新入社員研修時に”仕事に対する責任”や”学校と企業”の違いを徹底的に教え込みます。
と同時に現場マネジメント層との対話の時間を十分に取り、現場マネジメント層との距離を縮める試みを行います。


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