対人スキルの弱いエンジニアの問題傾向とその対処

1.対人スキルとは?

対人スキルとは人間のどんな能力が基となる技術なのでしょうか?

A 対人スキルを構成する3つの能力
・感情をコントロールする能力
・相手の感情の状態を把握する能力
・相手の感情の状態に合わせて適切な行動を取る能力
( この3つ目の部分が対人スキルと言われる部分です)

この三つの能力が必須となります。

まず人と信頼関係を築く為には、円滑にコミュニケーションを取り、お互いの意見や考えを交換しあい、好感、もしくは共感し合うというプロセスを経なければなりません。
その為には上の3つの能力がしっかり機能しなければ、感情の軋轢や誤解などが生じ、信頼関係を結ぶ事は難しい。

対人スキルの弱い人とは
この3つの能力のどこかに問題のある人

B 対人スキルの獲得のメカニズム

・対人スキルの基となる能力は、生まれつき備わっているものでは無く、成長の過程で学習し獲得して行く必要がある。

a. 感情コントロールの獲得

感情コントロールの獲得には二つの条件があります。

1. 感情の社会化(感情の獲得)
2. 社会化された感情の共感、受容

その結果= 感情コントロールの獲得

自己の感情の社会化とそれが共感される事は、人間の人との係り合いを学習していく上で、最も基礎となる部分となります。

感情の社会化とは、何らかのきっかけで自分の中に発生した感情エネルギーを、正しく言語化して周りに発信して行くことです。

社会化された感情が人に共感や受容をされる経験を通して、感情をコントロールする能力を獲得して行きます。

b. 相手の感情の状態を把握する能力の獲得

自分の過去の感情体験や周りの観察の結果の中から、相手の表情や雰囲気と一致する表情などを探しだし、自分がその表情や雰囲気をしている時の感情と同じと判断する。

よって“感情の獲得”でつまずきが有ればうまく対応できない事になります。

c. 相手の感情の状態に合わせて適切な行動を取る能力の獲得

自分の体験や周りの観察の結果の中から、相手や周りの状況に適切と思われる行動を選び実行する。
社会的に間違った行動でも、過去、自分にとって成功と思われた行動であれば、選択してしまう。
この様に、本人の適切でない行動が許されてきたり、正しい行動が否定されてきたりした場合、相手の感情に合わせて行動を取る能力に問題が生じます。

対人スキルの問題に対処して行く場合、常に共感と受容が必要となる事を覚えておいてください。

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