対人スキルの弱いエンジニアの問題傾向とその対処

3. 4つのタイプごとの対処のポイント

a だんまり型

キーワード= 無関心

感情が表に出ない為分かりにくいですが、ある程度のストレスは溜まっていると考えてください、常にこちらからアプローチを掛けて話を聞くようにします。
アプローチをし続けるとたまに本音をボソッという時がありますので、その時はすぐに対応してください、この時に対応しなかったり、気がつかなかったりすると信用を失い相手にされなくなります。
このタイプに批判や否定は致命傷となり、2度と本音を話さなくなるので特に気をつけてください。
場合によっては直接会話するより、メールなどで間接的に話しを聞く方がより本音を聞けるかも知れません。
アプローチを続ける中で、適当な距離間は保って置いてください、このタイプは他人が自分世界に入る事をとても嫌がります。

b KY型

キーワード= 自己顕示、衝動性

このタイプにとって重要な事は、喋らせる事と受け入れる事です、批判や否定はダンマリ型のような致命傷にはなりませんが、感情的になり話しが進まなくなるのでやめてください。
納得が出来れば考えを変える事も多いので、穏やかに相手の話しを最後まで聞いて、否定や批判すること無く、こちらの立場や考えを説明すれば以外とうまく対応可能です。
欠点についても、相手の話しを最後まで聞いて、経過と理由を提示しながら欠点について話し合えば、問題に成る事は少ないでしょう。
ポイントは、感情的にならないこと、最後まで話しを聞くこと、説明することの三つです。

c パニック型

キーワード= 低い自己肯定感、不安

このタイプには自信を持たせることが重要です、だんまり型と同じくこちらからアプローチを掛けて話を聞くようにします、この際、ささいな事で構わないので褒めること、認めている事を伝えるようにします、このタイプも否定や批判は絶対避けてください、否定や批判により、より自信が失われパニック症状がひどくなります。
またこのタイプは、過去に経験が無い場合や、十分な情報が無い事は非常に大きな不安を掻き立てパニックを引き起こしますので、少しでも本人が満足できる準備と情報の提供を欠かさないようにしてください。
面接などの問題も十分な情報を与える事と、的確な練習をすることで、問題はかなり軽減されます、本質的にこのタイプは基本的な対人スキルは習得されており、自分の判断に自信が持てる様になれば問題は無くなります。
このタイプに対して重要なのは、困った時はサポートしてもらえるという安心感です。

d 責任回避型

キーワード= 高い自己肯定感、不安

対人スキルに問題点があるのでは無く、自分が望む自分と実際の自分との間に乖離があるという事実を、本人が認められないという点に本質的な問題原因があります。
改善されてゆく過程で、自分が望む自分と実際の自分との間に乖離があるという事を認める事はかなりつらく、うつ病を発症するか、辛さに耐えきれずに退職して行くといった結果になる事も多々あります。
もともとの能力は高い事も多く、事実を受け入れることが出来、うつ病から復帰することが出来れば、非常に優秀な社会人として会社の重要な役目を果たすことも可能となります。
本人がその事実を受け入れる事が無ければ改善は難しいですが、対人スキルに問題は無く、自分を受け入れる事が出来れば頼もしい戦力となります。

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