対人スキルの弱いエンジニアの問題傾向とその対処

4. 対人スキルの弱いエンジニアに対する対処

対人スキルの弱い人とは、対人スキルの獲得の段階で何かつまずきがあったと考えられます、そこで欠けてしまった能力を補完したり、覚えてしまった間題行動を矯正することができれば問題は軽減します。

いいかえれば対人スキルの弱いエンジニアに対する対処とは、一部人間として育て直すという取り組みに他なりません、この部分を無視して、表面上の訓練や練習を続けた処で、モラルの低下以外の結果が出ることはありません。

対人スキルに問題を抱えるエンジニアと対峙し続ける事は、大きな時間と労力のかかる負担の高い取り組みですが、会社がこの問題に真剣に取り組む姿勢は、問題を抱える本人以上に、それを見ている他の従業員に安心感を与え、会社全体のモラルの向上に貢献します。

その結果、会社に対する帰属意識や愛社精神が高まり、自然とお互いが助け合いながら成長して行く、そんな会社となっていく事は間違いありません。

人がどんどん育つ会社と、どんどんと辞めてゆく会社、その両社には逆風が吹いた時に違いが表れます、この両社を分けるポイントとなるのは、従業員が安心して働け、成長してゆく環境があるか無いかが決定的な違いでは無いでしょうか。

A 人が育つ環境作りの為に絶対守る8ヶ条

1. じっくり待つ。 (あせりは全てを台無しにします)
2. 批判、否定は厳禁。 (最も難しく、最も重要なポイントです)
3. 相手を受け入れる。 (たとえ間違っていても、受け入れる事がスタートです)
4. 間違った考えや意見を肯定しない。 (受け入れる事と肯定することは違います)
5. 自分の立場や考え方ははっきり伝える。 (あいまいにしない)
6. なぜそうなるのかを説明する。 (行動の理由を説明する)
7. 相手に変化や努力がわずかでもあった場合、その場で認め褒める。
               (認められる事で次へのモチベーションが生まれます)
8. 問いかける。 (折を見て考えるきっかけを作ってあげましょう。)

上記の8ヶ条は人が成長する組織作りの為の土台となります。

この、人が成長する組織作りの為の土台の上に、しっかりとした業務に対する教育を行う事が出来れば、自然と優秀な人材が輩出し、会社はどんどんと強くなってゆく事でしょう。
上記の8ヶ条を完璧に守る事が出来れば、人が育つ環境が形成され、基本的には対人スキルに問題のあるエンジニア対策としても機能します。

<< 前へ  このページのトップへ